by 謎彦 by なぞひこ
by Nazohiko


ああ大和にしあらましかば

ああ、大和にしあらましかば、
いま神無月、
うは葉散り透く神無備の森の小路を、
あかつき露に髪ぬれて、往きこそかよへ、
斑鳩へ。
                 (薄田泣菫)

……とか何とか、熱っぽく詠われても、
帰国の時季が来ちゃったの厭だなあ、やっぱり。

これは、外国生活の中で日本(大和)を恋しがる詩じゃなくて、
明治30年代の後半から京都に住んでいた作者が、
すぐ隣の奈良県(大和)に思いを馳せた詩なんだけれど、
さっき荷物を詰めているときに、この一節を思い出して、
むやみに恨めしくなった。# by nazohiko | 2006-10-01 01:17
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by nazohiko | 2006-10-01 01:17 | ☆旧ブログより随想・雑記等
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