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雨下偶成(Twitter摘録)

梅雨寒や胸には胸の奥歯あり  謎彦
# by nazohiko | 2023-06-24 00:00 | ◇詩歌を作る(俳句)

Veni, Creator Spiritus(Twitter摘録)

じぐざぐのかたまり哮(たけ)る展開部  謎彦

Veni, Creator Spiritus(Twitter摘録)_c0233798_19535035.jpg




マーラーの交響曲第8番、通称「千人の交響曲」の第1部より。34段にも及ぶ総譜から、パイプオルガン、独唱、合唱、弦楽器のパートだけを切り取った。
動画では、ショルティがシカゴ交響楽団などを率いた演奏(オルガンが聴き取りやすい)。この譜面に相当する部分は、13:31から始まる。



弦楽器(下の5段)以外に、実はクラリネットとバスクラリネット、ファゴットとコントラファゴットも「じぐざぐのかたまり」に加わっている。
合唱と独唱7人で"dones, dones"と、即ち「(今すぐ平安を)与えたまえ、与えたまえ」と声を上げる所に、パイプオルガンの鋭い不協和音が重なるのも印象的だ。


# by nazohiko | 2023-05-24 00:00 | ◇詩歌を作る(俳句)

永福門院「夕立の……」(Twitter摘録)

夕立の雲も残らず空晴れて簾(すだれ)をのぼる宵の月影  永福門院

「自歌合」に選び入れたほどの自信作ながら、同じ京極派が宰領した『玉葉和歌集』にも『風雅和歌集』にも採られなかった。
昇りゆく夕刻の月(満月かそれに近い)を、簾の裏から見守るという場面設定のゆかしさもさることながら、



月のじりじり上昇するありさまが、簾の目の一本一本(メーター!)を通して把握されるという「をかし」な感興は、この歌の大きな宝物ではないか?
そうした感興を清少納言的な長文に託するのではなく、「簾をのぼる」の七音に切り詰めることで生じた滑らかな詩趣を含めて、永福門院の名唱と称するに



ふさわしいと思うのだが……。どうして、先輩格の京極為兼も後輩格の光厳院も、この歌を顧みずに終わったのだろう?
# by nazohiko | 2023-05-22 00:01 | ◆詩歌を読む(勅撰集を中心に)

永福門院「音せぬが……」(Twitter摘録)

  待恋の心を
音せぬが嬉しき折もありけるよ頼み定めて後の夕暮  永福門院

『玉葉和歌集』恋二。
京極派四天王(京極為兼・伏見院・永福門院・光厳院)の一角を占める彼女の作は、常識的な「待恋」の歌と一線を画する。ステディな仲を確信した二人の間には、相手からこまごまと便りが来なくとも、



いや、むしろしばらく音信のない時にこそ、ふつふつと「嬉しさ」が湧き上がることがあるのだ……。
人の心の機微をかくも鋭利に捉えながら、それを散文的な「理」の叙述に堕とすことなく、しなやかな「うた」として言葉にしおおせた秘訣は、第一に「頼み定めて後の」という極度に切り詰められた表現、



第二に、ステディな二人において「夕暮」という時間と空間が帯び得る、安らけく暖かな「質感」である。
# by nazohiko | 2023-05-22 00:00 | ◆詩歌を読む(勅撰集を中心に)

偶成(Twitter摘録)

瓜食むは瓜にあらがひつくすこと  謎彦
# by nazohiko | 2023-05-21 00:01 | ◇詩歌を作る(俳句)