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by 謎彦 by なぞひこ
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続々・1月11日偶成

切り株を遠巻きにして未来あり  謎彦

東京大学駒場キャンパス、図書館前の広場にて。

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# by nazohiko | 2024-01-11 17:30 | ◇詩歌を作る(短歌)

続・1月11日偶成

マスクなきCAふたり追ひ払ひわが近未来あまりに遠し  謎彦

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# by nazohiko | 2024-01-11 12:00 | ◇詩歌を作る(短歌)

1月11日偶成

くろずんだ雪も積むから一線を画するための消しゴムを持つ  謎彦
「信賴」も「L🖤VE」もさておき明日こそは消しゴムほどのゆるきつよさを
手づからにたまはりたるよ消しゴムは五味のすべてを呼びおこすもの

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# by nazohiko | 2024-01-11 11:01 | ◇詩歌を作る(短歌)

紀野恵「晩冬の……」

晩冬の東海道は薄明りして海に添ひをらむ かへらな  紀野恵

三句と四句、四句と結句が「句跨がり」で、結句には「句割れ(一字空けを伴う)」もある。だが、韻律に屈折や停滞は感じられない。むしろ、長音と漢語に富む初句・二句の荘重な響きを承けつつ、歌の全体が雄大なたゆたいを生み出すのだ。
# by nazohiko | 2024-01-10 00:01 | ◆詩歌を読む

岡部杏里「さむくって……」

さむくって
たまらないので
もうすこし
あったかくして
ください風を   岡部杏里

この歌は「散文からちょっと離陸している」ところが魅力だろう。
細かい点に着眼すれば、「あったかくして/ください風を」という下句の「句跨がり」と「倒置」が、それぞれ効いている。
結句という韻律的に盛り上がるポイントに「ください」が来ることで、文法的には依頼を表すだけの「ください」が、



文字通りの動詞(give me!!)としても立ち上がってくる。また、「あったかくしてください」という言葉を通り抜けた後に「風を」が置かれることで、この「風」には、希求される対象(未実現のもの)としての「あったかさ」がおのずからまとわりつき、読む者の心を僅かながらも「さむさ」から救い出す。
# by nazohiko | 2024-01-10 00:00 | ◆詩歌を読む