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カテゴリ:◇見聞を誌す( 17 )

君よ知るや「カニのタルト」

初めに断っておくが、とても快適なホテルだった。
朝食のバイキングも美味だったし、バラエティに富んでいた。

そして、近年ではあまり見かけなくなった「奇妙な日本語」が、
そこにはしっかりと息づいていた……。

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ベジタリマン!
「ア」を「マ」と誤植するのは、定番中の定番だが、
それにしても……ベジタリマンなのである。

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ベジタリマン2号、参上!

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ベジタリマン3号、見参!

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ベジタリマン4号の正体は「はっぽうがゆ」だった!

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「モ」が「壬(じん)」に化けた経緯を考え出すと、夜も眠れなくなる。
手書きで渡された翻訳を、キーボードで入力したのだろうか?

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文のかたちに訳してしまうのも、よく見かけるパターンだが、
筍が豚肉を煮込むことは……もしかすると、あるかもしれない。

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うめこ……。
果物にふりかけるための、梅干しの粉なのだが、
丸みを帯びたフォントと相まって、ちょっとかわいい。

さて、只今よりベスト3を発表いたします!

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銅メダルは……南陽(←南洋)カレー拒絶ケーキを取ります
原文の意味は「南洋カレーとナン(甩餅)の取り合わせ」なのだが、
「甩」には「投げ捨てる、他者を拒絶する」という語義もあるので、
「甩餅=拒絶ケーキ」という翻訳になったのだろう。

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銀メダルは……イチョウとろ火で煮込んだのヤーン!!
原文の意味は「イチョウ(←ぎんなん)を加えて煮込んだ山芋」である。

英語の"yam"(山芋)を日本語に重訳した結果、
「ヤーン」という感嘆詞(?)が出現することになった。
「煮込んだ」の後に「の」が入っているのは、
修飾語と名詞の間に必ず「的」を挟む、中国語の文法に引きずられたのだろうが、
「とろ火で煮込んだのヤーン」なんて言われると、ついつい(以下、自主規制178.png)。

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そして堂々の金メダルは……カニのタルト!!!
もはや森羅万象を超越しております。

この一角にはキャンディ、クッキー、マシュマロなど、
間食用(?)のお菓子のガラスケースが並んでいたので、
「tart=タルト」という語に、誰も違和感を生じなかったのだろう。

私は海外のホテルやレストランで「奇妙な日本語」を見つけると、
正しく書き直したものを、帰り際に渡してあげることがあるのだが、
今回はあまりに傑作揃いだったし、
お客の不便を生じるほどの誤記・誤訳でもなかったので、
むしろそのままの姿を、長く留めておいてほしいと思った。

いつの日か、私が再びあそこに投宿することがあったら、
その時も「カニのタルト」が、私を出迎えてくれることを望む。

※ホテルの名前は出しませんが、
 台湾の古都・台南にご旅行の際には、ぜひお勧めしたい良いホテルです。
 林百貨(戦前の「ハヤシ百貨店」)の向かいにあり、
 いくつもの観光名所へ、徒歩ですぐに行けます。
 客室は広々としており、無線LANの通信速度も申し分ありません。
 洗濯機・乾燥機が無料で利用できるので、長期滞在にも便利です。

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by nazohiko | 2017-03-31 15:18 | ◇見聞を誌す

君よ知るや「浅草豆花大王」(2)

しばらく前に書いた、「君よ知るや『浅草豆花大王』」という文の続き。

秋らしくなった頃合を見計らって、
今度は「焼仙草」という台湾の甘味を食べに行ってきた。
「仙草」というのは、もともと紫蘇科に属する植物の名前で、
台湾では、北西部の新竹県関西鎮(客家人の住む地域)が主要な産地だ。
その葉や茎から煮出した汁に、とろみと苦み(やや珈琲に似る)がある。

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夏は冷たいゼリーに作り(固さを確保するために澱粉などを足す)、
シロップをかけた「仙草凍」として食べ、
冬は葛湯状の甘いスープにして、豆や団子などを加えたものを啜る。
これが「焼仙草」であり、ここでいう「焼」は「熱い」というほどの意味。
近年の台湾では、仙草を用いたペットボトル飲料もコンビニでよく見かける。

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仙草は、所謂スイーツのために用いられるだけでなく、
干したものを、「仙草乾」と呼んで薬膳の材料にするし、
もっと簡便な利用法としては、
葉を熱湯で煎じただけの健康飲料「仙草茶」があり、ティーバッグも売られている。

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薬膳や健康飲料の材料とする場合には、夏季の健康増進が主な目的になるのだが、
他の時季に口にするにも一応適当なものとされ、
現に焼仙草は、秋冬の台湾において定番のホット・デザートとなっている。

「浅草豆花大王」で私は、メニューに載ったばかりだという焼仙草に、
具として、湯圓(白玉団子)、地瓜圓(薩摩芋の団子)、粉圓(黒いタピオカ)を選んだ。
写真の下方に、白くわだかまったものが見えるのは、
凝固の度合を高めるために加えた、植物性の成分が泡立っているのである。

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ちなみに、豆花も美味しかった。
具は、落花生(煮たもの)、薏仁(鳩麦)、小豆の3種である。
この店では豆や穀物を固めに煮る流儀のようだが、特に小豆の食感が気に入った。

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店の名前にもなっている「豆花」を、本場の水準で味わえる店として、
「浅草豆花大王」が貴重な場であることは、(幸か不幸か)今なお変わらぬ状況だが、
更に焼仙草まで、きちんとした形で出してくれる店となると、
いよいよ珍しいと言わざるを得ず、
そうであるからには、応援と直言を申し上げずにいられない。

焼仙草の温度が、私にはぬるすぎるように思われたが、
それは、この店のやりかたとして受け入れておくとしても、
3種類の具が、噛むと冷たさを覚えるほどの温度であったのは興醒めである。

台湾で食べる焼仙草は、熱々の状態で供されるので、
具をあらかじめ加熱していなくても、口に入れる時分には十分温まっているものだ。
ぬるめの温度で焼仙草を出すのが、店のこだわりであるならば、
具をいったん湯通ししてから、焼仙草と混ぜるくらいの心遣いを見せてほしい。

日本における台湾スイーツ店の風雲児として、
細かいところに気を抜かずに、これからも道なき道を邁進してくれることを望む。

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by nazohiko | 2016-11-04 15:01 | ◇見聞を誌す

けふは8月15日なり

赤い月サンバブラジル聖木曜海からぬつと昔の恋が (紀野恵)

雲が晴れて、
中秋の名月が見えますように、
おまじなひの歌。

今日は金曜なのだが、
まあ気にしないことだ。

# by nazohiko | 2006-10-07 18:38

けふは、旧暦(太陰太陽暦)の8月15日である。

Googleのロゴが、中秋(仲秋)ヴァージョンに変わっているが、
月に見立てた "O" の字の表面で、
日本語版では、兎たちが餅を搗いており、
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中国語版では、月に住むとされる女性「嫦娥(じょうが)」が、
兎と一緒に舞い踊っている……という違いがある。
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今年はうまいぐあいに(?)、新暦(太陽暦)の9月15日に当たるけれども、
いつもこのように、日付がちょうど1ヶ月ずれるわけではない。
上記の記事を書いた、今から10年前の「中秋の名月」は、
新暦の日付では10月7日という遅さで、やっと現れたのである。

厳密に言えば、「旧暦の15日」と「満月のタイミング」は必ずしも等しくない。

2006年は、旧暦8月15日(新暦10月6日)の翌日正午頃に月が完全に満ちた。
「中秋の名月」と呼び得るための条件として、
「限りなく満月に近い状態で、午後8時頃に地上から見えること」を求めるなら、
我々の目に映った「中秋の名月」は、旧暦8月16日(新暦10月7日)の月であった。

2016年は、旧暦8月15日(新暦9月15日)の翌々日未明に月が完全に満ちるので、
我々の目に映る「中秋の名月」は、旧暦8月16日(新暦9月16日)の月となる。
またしても金曜なのだが、まあ気にしないことだ。

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by nazohiko | 2016-09-15 01:23 | ◇見聞を誌す

"mooning" と "yoga"

エモーティコン(emoticon)の機能を、めったにブログに用いないので、
今ころになって、ようやく気付いたことのだが、
この「exciteブログ」で使えるエモーティコンは、
かつてSkypeに用意されていたのと、なんと同じセットではないか!

Skypeでは、知る人ぞ知る「隠しエモーティコン」であった
"mooning"(半ケツ 073.gif)や "drunk"(酔っ払い 076.gif)なども、
こちらでは、普通にエモーティコン一覧から選ぶことができる。

一方で、現在のSkypeで使われるエモーティコンは、
"yoga"(ヨーガ)や "tandoori"(タンドリーチキン)など、
インドの文化に関係のあるものが、ずいぶん目立つようになった。

Skypeの運営者側に、インド系の人が多くなったのだろうか?
或いは、これまでユーザーが多かった地域で伸び悩みが生じて、
新たなユーザーとして、あからさまにインド系の人々を狙っているのだろうか?

世界的に使われる通信用ソフトウェアに、
特定の文化・民族・言語などに傾斜した絵文字・顔文字が、
いきなりたくさん組み込まれることは、私の生活範囲では従来なかったので、
Skypeの変化には、ちょっと驚かされている。


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by nazohiko | 2016-09-02 01:38 | ◇見聞を誌す

国家は偉大でしょうか?

台湾の郵便局とコンビニで衝動買いしたもの。
蔡英文総統・陳健仁副総統の就任記念切手(中華郵政)と、
就任記念ビール(台湾菸酒 ← かつての公売局〈専売局〉)。

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総統・副総統の就任記念切手から、中華民国の国旗が姿を消した。
"Republic of China(中華民国)"の後ろに、
"Taiwan(台湾)"と、こちらの方が太いほどの字で注記された。
就任記念ボトルで発売されたのが、高級酒ではなくビールであった。

これらのことも、もちろん特徴的なのだが、
何と言っても、アイコン風に描かれた総統・副総統の顔が絶妙なのである。
特に口許の半開きぶりが、
二人のキャラクター(として公式に語られるもの)を巧みに表現している。

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そして、切手シートにもビール瓶のラベルにも書き添えられた一言。

國家偉大嗎? 國家因你而偉大
(直訳:国家は偉大でしょうか?
    国家はあなたのおかげで偉大なのです。)

これにゃ、泣かされちまうじゃねえか。
特に、中華民国という「偉大な国家」の下で70年余り統治されてきた、
台湾の歴史を思えば……。

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by nazohiko | 2016-08-25 12:58 | ◇見聞を誌す

君よ知るや「勸世宗親會」(16)

勸世美少女娃娃(世直し美少女人形)のファースト・アルバム「天生勸世」を注文した。
店頭には置かれず、台湾の通信販売サイトだけで購入できるのだが、
私の注文時には、「販売済み58枚、在庫42枚」という微妙(?)な数字が表示された。

ライヴ会場で売るための分も、別に確保してあるのだろうが、
一般販売用は100枚ということか……まあ、そんなものかな。

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by nazohiko | 2016-08-04 21:48 | ◇見聞を誌す

君よ知るや「注音符号」


台湾を初めとして、今時の中国語圏では、
日本語の平仮名を見かけることが珍しくないので、
これも平仮名の「ろへろへ」のように見えるが……。

主に台湾で使われる「注音符号」で、「nei-nei」と書いてあるのだ。
(実際には「ne-ne」と発音される。)
台湾語(福建南部と台湾の言葉)で「乳」(ミルク/乳房)」を意味する語で、
漢字では「奶奶」と表記されるのが一般的である。

乳牛の絵や「Milk」の文字から想像されるように、
パッケージの中身は、牛乳をたっぷり使ったビスケットである。
商品名の「ㄋㄟㄋㄟ補給站」を和訳すれば、「ミルク補給スタンド」といったところ。

この菓子を作っている会社は「掬水軒」というが、
パッケージをよく見ると、「SANESU サンエス」と読めるロゴが入っている。
こちらの方は、本当に日本語であって、
日本の「サンエス食品」からライセンスを得た商品であることを示す。
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by nazohiko | 2016-07-27 20:09 | ◇見聞を誌す

君よ知るや「俊成社」

京都の烏丸通(四条と五条のほぼ中間)に、藤原俊成を祀る「俊成社」がある。
このあたりに、かつて藤原俊成が邸宅を構えていたのであり、
彼の創立にかかる新玉津島神社(祭神は衣通姫)は、ここから近い。

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数年前にホテルが建ってから、俊成社は建物に食い込むような姿で現存している。
ちなみに新玉津島神社では、北村季吟が7年間ほど宮司を務めた。

誰かまた花橘に思ひ出でむ我も昔の人となりなば
                藤原俊成(新古今和歌集・夏)

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by nazohiko | 2016-07-27 01:01 | ◇見聞を誌す

君よ知るや「勸世宗親會」(9)

台湾語(福建南部と台湾の言葉)は、
これまで長い間、口頭でのみ使われる言語であった。

文字で書かれる、ほぼ唯一の「中国系の言語」として、
過去には漢文があり、やがて中国語(北京の言葉)に取って代わられた。

こうした歴史的背景があるため、
台湾語には今なお、個々の語彙をどのように漢字で書けばよいのか、
人々に十分浸透したルールというものが存在しない。

中華民国政府(中国大陸から逃げ出した)の受け皿にされた台湾では、
かつて中国語(北京の言葉)の使用が強要され、
台湾語を話すことは、政府に睨まれるリスクを伴っていたのだが、
現在では、台湾語が「郷土言語」のひとつとして認められ、
政府機関や学術機関の側で、書き方の規範を作ろうという動きもある。
但し、実際の言語生活に対して影響力を発揮するには程遠い。

前述のように、台湾語で「美しい」を意味する語として「スイ」があるわけだが、
漢字の意味を重視して「美」と書く人もいれば、
発音(中国語で漢字を読む場合の)を重視して「水」と書く人もいる。

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中には、この辞典に見られるように、
台湾語で「スイ」と読めるような、なおかつ「美しい」という意味を想像できるような、
新しい書き方(媠)を提唱する人たちもいる。

「媠」は、台湾語のために発明された字ではない。
もともと漢文で使われていたもので、日本語では「みめよい」と訓読みする。
即ち、「美しい」という意味である。

古代中国の発音に由来する、日本語の音読みは「ダ(呉音)」や「タ(漢音)」であり、
中国語(北京の言葉)では「ドゥオ」と発音するそうだから、
これを「スイ」と読ませるのは、歴史的文脈からすれば無理がある。

とはいえ、台湾語を除く「中国系の言語」の中では、
中国語(北京の言葉)を含めて、この字はめったに使われないようだから、
「スイ」という発音で押し通しても、混乱を生じることはないはずだ。
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by nazohiko | 2016-07-11 01:06 | ◇見聞を誌す

君よ知るや「浅草豆花大王」

豆乳を柔らかめに凝固させた、台湾のスイーツ「豆花」を求めて、
「浅草豆花大王」というお店に行ってきた。
豆花は、日本のメディアでは「トウファ」と振り仮名されることが多いが、
実際の発音には、「ドウホァ」と書いた方が近い。
https://www.facebook.com/tofadaisuki/

ご主人は、かつて台湾に住んでおられたという日本の方で、
今年の春、浅草寺の裏手に「浅草豆花大王」を開店された。
仲見世と浅草寺を抜けて、お店へ歩いてゆく途中、
アニマル浜口・浜口京子父娘のレスリング道場を見かけた。

看板メニューの豆花は、
大(400円、300g)と小(300円、150g)で、100円の差しかない。
これはもう、大きいカップで食べなければ損というものだ。

豆花自体には、特に甘味料が加えられていないので、
黍砂糖(きびざとう=砂糖黍の汁を完全には精製せずに作った糖)のシロップ、
生姜を使ったシロップ、ピーナッツの煮汁を使ったシロップのいずれかを選び、
たっぷりと注いでもらう。
シロップは蜜やタレというようなものではなく、ごくごくと飲み干す感じである。

この「豆花+シロップ」という組み合わせだけで、とりあえずOKではあるのだが、
そこに何種類かのトッピング(各100円)を付けるのが、台湾では当然の流儀だ。

豆花のトッピングには、大きく分けると「団子」と「煮た豆や穀物」がある。
私は「花生(ホァシェン=煮たピーナッツ)」と「湯圓(タンユェン=米粉の団子)」と
「地瓜圓(ディグァユェン=薩摩芋粉の団子)」を選び、
連れは、定番のトッピングである花生の他に、
「薏仁(イーレン=鳩麦)」と「綠豆(リュドウ=緑豆)」を選んだ。

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トッピングがたくさんあるので、豆花が少ししか写真に入っていないのが残念だが、
たとえ写真で見ていただいたところで、
「大王」お手製の豆花の質感と、口溶けのバランスは決してお伝えできない。

今から6~7年前のこと、某コンビニで「豆乳花」と称するスイーツが発売され、
実際の中身は、ペースト状にされた豆乳と黒砂糖の蜜だったのだが、
豆花の中途半端な偽物ぶりに辟易し、味の劣悪さにも失望した。

いつしか台湾スイーツが、日本に本格上陸するようになり、
既に「珍珠奶茶(タピオカミルクティー)」や「芒果冰(マンゴーかき氷)」に関しては、
レヴェルの高い品を、台湾に飛ばずとも賞味できるようになったが、
豆花については、これまで良いものに出会うことができず、
そもそも日本で売られているのを見かけることすら、私の知る範囲では皆無だった。

「浅草豆花大王」の登場は、我が長年の「豆花飢餓」を打ち破ってくれたと言える。
遂に日本にも本物の豆花が現れたことを、ここに私は宣言しよう。

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(「食べログ」所載の写真をお借りしました。)

台湾のスイーツ店では一般に、豆花とかき氷を一緒に売っていて(一年中!)。
豆花とかき氷のトッピングは、多くが共通している。
トッピングてんこ盛りでヴォリューム満点の、台湾式かき氷に慣れてしまうと、
日本のかき氷は、宇治金時と沖縄の「ぜんざい」を除き、
貧相に見えて仕方がなく、注文する気が起こらない。

「浅草豆花大王」でも、かき氷をメニューに加えるのは容易のはずだが、
実際に「大王」のお話によれば、かき氷の発売をご検討中であるという。
豆花と同じく、団子や煮た穀物をトッピングの主体とするものだけでなく、
台湾産の材料にこだわったマンゴーかき氷も、計画なさっているそうだ。

「かき氷はじめました」の知らせを、フェイスブックで見つけ次第、
私はすぐさま、「浅草豆花大王」を再訪するだろう。
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by nazohiko | 2016-07-04 12:40 | ◇見聞を誌す