音楽ヴィデオの中で輝く「おっさん」と言えば、
「スネアのおっさん」こと、モスクワ放送交響楽団の首席打楽器奏者、
アレクサンドル・サモイロフ(Aleksandr Samoylov)も外せない。
これはモスクワ放送交響楽団が、1991年の来日公演で、
ウラディーミル・フェドセーエフ(Vladimir Fedoseyev)指揮の下、
ハチャトゥリアンの「レズギンカ舞曲」を演奏しているところだが……。
フェドセーエフの指揮姿を見ながら、曲を聴き進めていると、
0:17秒あたりで炸裂するスネア・ドラムの響きに、耳を奪われずにいられない。
曲も後半にさしかかった1:22あたりで、
カメラは初めて、鼓声の主であるサモイロフを映し出す。
「スネアのおっさん」とは、正にこの映像がきっかけとなって、
日本のインターネット・ユーザーたちが、彼に贈ったニックネームである。
「スネアのおっさん」が、タンバリンに持ち替えての演奏もどうぞ。
0:34あたりから、映像に登場する。