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ハイドンの交響曲第60番ハ長調"Il Distratto"(4)

 音量を上げてじっくりと向き合うにも、音量を絞って執務のBGMとするにも十分に適するという音楽は、なかなか見つかるものではない。バッハとハイドンの器楽曲は、そうした意味において「世界の名曲」の頂上に立つものだろう。

 思えば、両者は意外に似た者同士なのである。例えば「中庸の健康美」と「それだけでは済まないもの」や、「続きを予測できる安心感」と「予想を裏切られる快感」が、バランス良く共存していること。更に、これはBGMの条件として重要なのだが、原則として音量や速度の振り幅が大きくないこと。

 なお、「歌唱を含む楽曲は、文章を書いたり絵画を描いたりする際のBGMに適さない」と言われることがあるけれども、それはあらゆる場合に当てはまる真理ではない。なおかつ、歌詞に用いられた言語を、聴き手が十分に聴き取れるのか、或る程度までなら意味を掴めるのか、何のことやら見当も付かないのかによっても、条件は異なるというものだ。

 それに……仮にモーツァルトの作品でBGMを固めるとして、颯爽たる交響楽やセレナードが暫く続いた後に、バルバリーナが"L'ho perduta, me meschina..."と呟く36小節のカヴァティーナ(ヘ短調!)が、ふと現れるというのも悪くないではないか?
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by nazohiko | 2013-03-02 01:02 | ◆音楽を聴く
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