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会いたかった~!(3)

 先の記事で紹介したように、宮内卿と藤原定家の間に「密通」の噂が立ったと『兼載雑談』は記すが、私にはその話が如何にも嘘臭く見える。

 宮内卿の歌にみなぎる、何者をも恐れぬかのような息遣い(但し「人工的な晴朗さ」を時に含んでいる)や、紛れもない新風に自ら得意を隠さないかのような口調はいずれも、和歌の世界における彼女の「パパ」が定家ではなく後鳥羽上皇であったことを、おのずから物語るだろう。彼女は和歌の血脈において、後鳥羽上皇の娘に他ならないのだ。定家と式子内親王のプラトニックなロマンスなら、嘘は嘘でも美しい嘘として味わい得るけれども、定家と宮内卿を「密通」の噂で結びつけるというのは、センスに欠けるとしか言いようがない。

 これに対して、コミカルなまでに宮内卿に執心する後鳥羽上皇の姿には、一抹の「真実」が宿っているように思う。
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by nazohiko | 2013-01-21 01:35 | ◆詩歌を読む
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