by 謎彦 by なぞひこ
by Nazohiko


クリストの「囲まれた島々」

昨晩の記事で触れたクリムトと、片仮名では一字違いの、
クリスト(Christo)という美術家も、私は好きだ。
1935年にブルガリアで生まれ、現在はアメリカで活動している。

クリストの真骨頂は「梱包」にあると、よく言われる。
しかし、「梱包された海岸」(1969年にオーストラリアのリトル・ベイで挙行)のように、
自然物や人工物を布(大抵は白い布)で包んでしまうイヴェント、

【旧ブログには画像あり】

「峡谷のカーテン」(1972年にアメリカ・コロラド州の峡谷で挙行)のような、
自然景観や人工景観の中に、布製の垣根を挿入する型のイヴェント、

【旧ブログには画像あり】

そして「囲まれた島々(1983年にアメリカのマイアミで挙行)」のような、
布によって包み込むのではなく、周囲を彩る型のイヴェントでは、
布に託された意味が、必ずしも同じではないはずだ。

【旧ブログには画像あり】

私がクリストと出会ったのは、中学生の頃だった。
小学館の『日本大百科全書』をめくっていた時に、
「囲まれた島々」の俯瞰写真が、目に入ってきたのである。
それが「クリスト」の項目だったか、他の項目だったか、
あの百科事典が手許にないので、定かではない。

※クリストのオフィシャル・サイト http://christojeanneclaude.net/

# by nazohiko | 2007-01-26 00:48
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by nazohiko | 2007-01-26 00:48 | ☆旧ブログより論考・批評等
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