調べてきました!
杉田玄白たちを、日が暮れるまで悩ませた
「フルヘッヘンド」は、"vorheffend"と綴ります。
「そびえ立つ」という意味の、"vorheffen"という動詞があり、
オランダ語では、動詞を形容詞化する時に"-d"を付けるので、
"vorheffen"に"-d"を付けて、"vorheffend"となるわけです。
なるほど、オランダ人にとって、
鼻は顔面に「そびえ立つ」ものだったんですね。
それを「堆(うづたかし)」と訳したところに、
鼻の低い日本人の身体感覚が、巧まずして表れたようです。
そんなことにまで思いの及ぶ、フルヘッヘンド探索記でした。# by nazohiko | 2006-11-05 13:08
以上の小文を15年前に書いた。
いま改めて調べてみると、これと違う説がいろいろ目に入ってくる。
これをどこで調べてきたのかは、もう忘れてしまった。