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はかなごゝろ・たびごゝろ

●蜑の子のむれにまじりて経なむと思ふ はかなごゝろを 叱り居にけり

●たびごゝろもろくなり来ぬ。 志摩のはて 安乗の崎に、灯の明り見ゆ

釈迢空の『海やまのあひだ』(1925)より。

「旅をする自分」を冷酷なまでに見据えた、
こんな歌が好きだ。

1首目の「蜑」は「あま」と読む。
海に潜って貝や海草を採る人々のこと。
「経なむと思ふ」という字余りが、
断ち切れぬ「はかなごゝろ」を象徴するように響く。

2首目は、
「もろくなり来ぬ」という言葉につられて、
初句を「たびごろも」と読み間違えそうになるが、
それは、迢空による絶妙の仕掛けなのかもしれない。

今よりも、もうちょっと若かった頃、
異国の大きな図書館に、
朝っぱらから座り込んで、
私は、この歌集を初めて読み通した。
いくつかの知っている歌に混じって、
「はかなごゝろ」や「たびごゝろ」の歌が目に入ってきた。# by nazohiko | 2006-10-13 00:07
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by nazohiko | 2006-10-13 00:07 | ☆旧ブログより論考・批評等
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