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一陽来復

これは『易経』に出てくる「復」という卦である。

【旧ブログでは画像あり】

繋がった横棒で陽を表し、
分断された横棒で陰を表すことにして、
横棒を六段にわたって重ねてゆけば、
合計六十四通り(二の六乗)の卦ができあがる。
「復」は、その中の一つである。

『易経』に列挙された六十四の卦を材料として、
数や形のシンボリズムを展開することを「易学」というが、
一年を構成する十二の月(month)に、
一つずつの卦を対応させることによって、
季節が循環してゆく原理を、
視覚的に説明してみせようとする一派があった。

彼らに言わせれば、
地上に陽の気が多くなればなるほど、
温暖な季節となり、昼の時間が長くなる。
逆に、陰の気が多くなればなるほど、
寒冷な季節になり、夜の時間が長くなる。
そして、冬至の月である旧暦十一月を象徴する卦として、
彼らに選び出されたのが、「復」の卦である。

この卦の形状を、よく見てほしい。
六段あるうちの五段までが、
陰を表す、分断された横棒によって占められている。

つまり、冬至の月には陰の気が圧倒的に優勢であり、
それゆえに、とても寒冷であり、
夜の時間が、ひどく長いことを表現するのだが、
しかし、最下段には、
陽を表す、繋がった横棒が姿を現している。
死に絶えていた陽の気が、地上に再び芽生えてきたのだ。

やがて、陽の気は勢いを取り戻してゆき、
陰の気を地上から追い払ってしまうだろう。
冬至の月が、陰陽バランスの転回点であるという考え方や、
それを視覚的に象徴する、「復」の卦のこんな形状から、
「一陽来復」という言葉が生まれたわけである。

春分の月である旧暦二月は、「大壮」の卦で象徴されるが、
この卦は、下から四段までが陽の横棒によって占められ、
陰の横棒は、上の二段に追いつめられている。

【旧ブログでは画像あり】

そして、小暑の月である旧暦四月は、
陽の気によって、地上が完全制覇された一ヶ月と見なされ、
六つの段がことごとく陽の横棒から成る、
「乾」と呼ばれる卦によって象徴されるのである。

【旧ブログでは画像あり】

夏至の月である旧暦五月に至ると、
最下段には、陰の横棒が姿を現すようになる。
ここからは、陰の気が陽の気を追いつめる時期に入るのだ。

【旧ブログでは画像あり】

今日は冬至である。# by nazohiko | 2006-12-22 22:40
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by nazohiko | 2006-12-22 22:40 | ☆旧ブログより歳時の話題
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